山口君(2/5)
2003年11月16日裁判所に行くのも初めてだし、
勿論傍聴するのも初めて。
何から何まで分からないことだらけ。
霞ヶ関にある東京地方裁判所に着いたのはいいが
どうすれば傍聴券が手に入るのか分からない。
とりあえず、守衛さんらしき人に聞いてみると
「山口君の裁判?」
”え〜、山口君と親しげに言われても分からないんですけど。
俺は被告人より裁判なるものが
どういうものなのかということの方に興味があったから
傍聴しにきたのに山口君言われてもな〜”
と思い切り不意打ちを食らわされたが、
とりあえず、守衛さんの言うとおり傍聴券を手に入れる為に
列の最後尾に並んだ。
すると、そこでも
「山口君の裁判見に来たの?」
と前に並んでいたおばちゃんに聞かれる。
裁判の中身も知らずに来たとはさすがに言いづらかったので
「ええ」
とは答えたのだが、被告人山口某に俄然興味が湧く。
山口某という人はもしかして有名人??
裁判の傍聴なんて2,3人しか来てないだろうとタカをくくっていたのだが、
優に30人を超える人波。
結局、裁判始まるまでに
4人から山口君と言う言葉を聞いた。
何をしたんだ、山口君?
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