バトル鉛筆
2003年7月9日とある文具店の前を通り過ぎようとすると
「バトル鉛筆入荷致しました」という張り紙が。
バトル鉛筆?
何、犯る気か?
サバイバルナイフに似た響きをもつバトル鉛筆なるものが如何なるものかに俺はもうもう興味津々。
仕事をそっちのけで
目的のバトル鉛筆をめざして、いざ文具店に直行。
しかし、店内の鉛筆コーナーをいくら物色しても
バトル鉛筆らしきものは見つからない。
だが、このまま引き下がる訳にはいかない。
正体を突き止めてやると妙な使命感に燃える。
さすがに23歳になってバトル鉛筆なる明らかに子供向けと思われる文具を使っているイタイ奴と思われるのを恐れて、あくまで子供の鉛筆を探しているお父さんの振りをして意を決して店員に尋ねる。
アムロ、いきま〜す!!
「すいません、バトル鉛筆(強調)ってありますか?」
「はい、こちらに」
意外とあっさりいくもんです。
ふ〜、どうやらイタイ奴とは思われなかったようだ。
危機一髪。
そこには子供を虜にするバトル鉛筆なるものがあった。
バトル鉛筆は凶器ではなく、六角形の形をし、一つの平面ごとにダメージ○○ポイントとか書いてあるさいころ鉛筆だった。
そーいや、俺も小学生の頃ドラゴンクエストのそういう鉛筆もってたな。休み時間によくそれで遊び、白熱した記憶がある。
あれが、バトル鉛筆だったのか?
時代が変われども、基本的に子供は変わらない。
変わるのは俺ら大人なんだ。子供達が荒廃していくのは子供じゃなく、大人の責任。バトル鉛筆を握り締め、そんなことを思いました。
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