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2003年6月25日

というあるドイツ映画を見ました。
この映画は1970年代にアメリカで実際に行なわれた心理学実験をモチーフにし、人間の潜在的欲求を描いたものです。アメリカでは裁判中で上映できない曰くつきの一品。

以下レビュー。

権力が人間を豹変させてしまう。
権力というものは弱い者が手にすると、恐ろしいものになる。もっとタチが悪いのは権力を濫用しているものではなく、権力を与えているもの。
その人は加害者意識はない。
権力なんて所詮イメージに過ぎないのに、人間はイメージに支配されて生きているんだろうね。ヒキガエルのように。


権力・立場・地位・制服。
それらが持つ社会的な利便性の裏は、支配欲でべっとりと塗り固められている。


強いと偉いは似て非なるもの。
強くはなりたいが、偉くはなりたくないもんです。


俺は秀逸な映画に出会うと、夢遊病者のようにふらふらと魂の抜けたまま外を徘徊してしまうことがあるが、今回もそう。夜の中野を一人テンション高めで徘徊してました。前回夢遊病になったのは渋谷で「リリィ・シュシュのすべて」を観た時で、その時は、どう家まで帰ったのかあまり覚えていない。


俺が見た映画の中で人間の意識下の本能が剥き出しで再現されているのは「CUBE」と「es」くらい。
絶対に見て下さい!これも人間の一面です。


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