溢れる情念

最近、情念が溢れている。


俺という小さなコップには収まりきらないくらいの量の思念が湧いてくる。
それはとても気まぐれで
全部は捕まえることが出来ない。

流れ星のように
ふっと現れ、二度と意識に昇らないものもある。

しかし、ふっと現れ、消えるが
時間を置いてまた現れることがある。
まるで振り払っても振り払ってもつきまとう蝿のように。

俺はこのコップに満杯の状態が好きだ。
いつまでも中身をこぼしてばかりはいられない。
だから、すぐに大きなコップが必要となるから。
俺はこのようにしてコップ言い換えると自分の器を大きくしている。

コップを大きくすると絶対量が大きくなる。
そして、またそのコップを思念・情念で満たそうとする。
満杯になると、またコップを交換する。
そのような作業を繰り返しながら
心の容量を広げていく。

相撲取りが優勝した時に飲み干す祝杯のようなでかい杯をいつか心に持ちたい。


とりあえず、中ジョッキで
溢れた情念に乾杯！！