棲家
2003年3月22日弟と二人暮らしをするために棲家探しをした。
ターゲットは中野。しかも青梅街道沿いの中野。
そこは学生時代3年弱過ごした場所。
俺にとっての遊びの拠点。
特別な場所。
何の足枷もなく自由に人生を謳歌していた場所。
1年ぶりくらいに駅に降り立つと
胸の奥から様々な思い出があふれ出てきた。
ふと、俺はこの町が大好きだったんだな〜って思った。
この町にもう一度戻ることができたら
俺は輝きを取り戻すことができるかもしれない。
そうだ、輝きを取り戻そう。
学生時代の棲家からわずか1,2分しか離れていない13階建てビルの7階にその場所を見つけた。
よしっ、きっと俺はまた羽根を取り戻すことが出来る。
羽根のない今はひたすら助走のために走りまくり、
そして、いつか空高く跳んでやる!
いつまでも過去にこだわり、新しい場所にいけない奴と思われようが構わない。
たしかにこの場所よりもっといい場所はあるかもしれない。
しかし、俺はこの場所が好きなんだ。
そして、弟もきっと気に入ると思う。
大事にしたいものってきっと誰にでもあると思う。
それがたまたま俺にとってこの場所だっただけ。
というか、この場所に付随した思い出かもしれない。そのことを1年ぶりに戻ってきて痛感した。
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